エコツーリズム国際大会2013in鳥取

International Ecotourism Conference 2013 in Tottori

主催:鳥取県エコツーリズム国際大会2013in鳥取 | 共催:NPO法人 日本エコツーリズム協会 | 後援:環境省 農林水産省 観光庁     

【レポート】冬のエコツアー体験会

2013年12月10日、宿泊・観光施設フロントスタッフ、観光関係者などの皆様を対象にしてエコツアー体験会を開催しました。今回のコースは「大山パークウェイ&ブナの森ウォークコース」。観光に携わる方々に実際にエコツアーを体験していただくことで、お客様によりリアルにこの地域の魅力をお伝えしていただければ…と開催しました。



この日はあいにくの雪でしたが、「山陰」という名前のとおり、この地域は比較的曇りや雨が多い地域です。しかし、雪なら雪で、また晴れの日とは違った楽しみ方が出来るのがこの地域の良いところでもあります。今年初めて雪を目にする方が多く、スタッフも含めみなさん大はしゃぎでした(笑)。

9:30に鳥取県西部総合事務所前を出発し、一路大山パークウェイのスタートポイント蒜山(ひるぜん)高原へ。
大山パークウェイは、岡山県の蒜山から大山~米子~美保湾を通過し、島根半島の美保関へ至る山から海へ移り変わる風景を楽しめる道になっています。南壁、北壁、正面…と角度によって大きく姿を変える大山を楽しむこともでき、この地域の概要を掴むにはぴったりのコースです。

まずは、蒜山高原の道の駅「風の家」へ。「風の家」の野菜市は、蒜山管内で最も規模が大きく、蒜山高原の大自然に育った、大根、トマト、キャベツなどの高原野菜が出荷される、“とれたて新鮮野菜市”には、県内外から多くのお客さんが訪れることで有名です。



蒜山で有名なご当地グルメ「ひるぜん焼そば」のたれを販売していました。
2011年に開催された第6回B-1グランプリでは全国第1位となったこともあるご当地グルメです。



また、蒜山はジャージー牛の放牧でも有名です。
ひるぜんジャージーランドのチーズは地元でもたくさんのファンがいる人気商品!


次に向かったのは、奥大山休暇村。
湿原の散策を計画していましたが、雪だったのでバスの周りで景色を楽しみました。








次は木谷沢渓流に立ち寄りました。
普段は青々を茂っている葉も全て落ちており、いつもとはまた違った表情を見せていました。


大山寺参道の宿坊「山楽荘」で精進料理ランチ。
旬の山の幸を使ったお料理で、毎回行く度に素材が違います。
いかの刺身に似せたこんにゃくや湯葉、舞茸や柿の天ぷら、ごま豆腐…などが並びます。


スタッフお気に入りの一品はこちらの豆乳鍋。
だしを加えず豆乳本来の旨味を大切にした熱々濃厚なスープで、冷えた体が芯から温まります。


午後からは大神山神社に向かって歩きます。
ガイドは大山ツアーデスクの吉澤晴美さん。
大山は地蔵信仰がありますが、途中にはこんなちょっと変わった表情のお地蔵さまも!?






この時期にしか見られない、緑の苔と白い雪のグラデーション。
すぐに雪に埋もれて苔は見えなくなるでしょう。。。また来春。


倒れた木にスギの木の小さな赤ちゃんが!!
※分かりにくいですが、写真の真ん中あたりにある2本の小さな芽です。
ガイドの吉澤さんの説明によると、このように、寿命や天災、伐採などによって倒れた古木を礎にして、新たな世代の木が育つことを、「倒木更新(とうぼくこうしん)」というそうです。森ではずっと昔からこうやって新しい命が育まれてきたんですね。


大神山神社。いつ来ても荘厳な雰囲気です。


帰りに大山ツアーデスクに立ち寄らせていただきました。
大山の観光情報やツアーに関する情報は、大山ツアーデスクにお問い合わせください!


大山ツアーデスクのすぐ近くには「豪円湯院(ごうえんゆいん)」がオープン!
大神山神社や大山寺の参拝時や登山からの帰りなどに是非お立ち寄りください。





以上で本日のツアーは終わりです。
ご参加いただいた皆様、関係者の皆様、どうもありがとうございました!
他にも色々なエコツアーがありますので、是非ご参加いただいて、この地域を訪れたお客様にお薦めいただけると嬉しいです。



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